桜(コブクロ)やカントリーロード等をアルペジオを練習できる本

guitar_photo 弾く・歌う

この記事で紹介すること

最初にストロークを練習したあと、皆さん、アルペジオに足を踏み入れますよね?そして教則本等で多少練習するも、以下のように思うのではないでしょうか。

おにおんクラブ
おにおんクラブ

もう少し色々なアルペジオを練習したい・・・

特にそのような方向けにとても良い書籍がありますので紹介させていただきます。「超カンタン!! 15分で弾けるアルペジオ・ギター  」という書籍です(今は改訂版が出されていますが、私の手元にあるのは2017年に出された方なので、こちらをベースに解説します)。私はギターを始めてから4か月目にこの本を購入しました。

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書籍の紹介

内容

としては、以下のように、9つのレッスンで構成されています。

  • アルペジオ・パターン1~5(Lesson1~5)
  • 一歩差がつくテクニック1~4(Lesson6~9)

それぞれのレッスン+練習曲が組まれています。全体のページは70頁程度とかなり薄めなのもありがたいところです。

70頁であれば持ち運びにもそこまで苦労しませんね。piascoreで読み込めば特に本も不要ですが笑。「piascoreって何?」と言う方はぜひ以下の記事をご覧ください。

ポイント

若干上記で頭出しをしましたが、本書の使いやすいポイントは以下の3つです。それぞれ少しだけ説明します。

  1. 有名な曲がたくさん
  2. 1曲がちょうどよい(1コーラス分)
  3. ステップアップできる構成

①有名な曲がたくさん練習できる

練習する曲が知らない曲だと、まずは曲を知るところからしなければならないですよね。しかし、特にタブ譜を見て弾くのが精いっぱいの状況だと、弾く曲を学ぶ労力は割きにくいかと思います。その点、この書籍は、有名な曲が多く、そこから躓かなくてよいという意味でとても助かります。例えば最初に出てくる4曲は以下の通りです。

  • 3月9日(レミオロメン)
  • Best Friend(Kiroro)
  • 桜(コブクロ)
  • ライオンハート(SMAP)

その他、Take Me Home, Country Roads(耳をすませばの主題歌「カントリー・ロード」の原曲です)や、涙そうそう(夏川りみ)、いとしのエリー(サザンオールスターズ)など、どれも聞いたことある曲ばかりではないでしょうか。

②1曲の長さがちょうどよい

「1曲を完璧に全部通して弾きたい」と言う方にとっては若干物足りないかもしれませんが、全部完璧にするのはかなり労力が必要です。その点、この本では1コーラス分(Aメロ+Bメロ+サビ)のみ載っているので、練習するときのハードルが少し下がります。

③ステップアップできる構成

アルペジオも様々なパターンがあり、それぞれ難易度も異なります。この書籍では、とても単純なパターンから徐々に複雑なアレンジへ、そして、さらにハンマリング・プリングオフなどのテクニックを学んでいく構成なので、アルペジオ初心者にもやさしいと思います。

留意点

基本的には上記の通りですが、「簡単!」「15分でできる!!」と思ったら若干の落とし穴があります。

さすがに15分ではできない

15分だけでも毎日練習すればできるようになるかもしれませんが、アルペジオをきれいに弾けるようになるにはさすがに15分では難しそうです。

結構難しめのコードがある

アルペジオで弾く場合はストロークと違って必ず全部抑える必要はありませんが、元のコードの形がイメージできないと何を省略しても良いのか分かりません。

この本では、分数コード等がそれなりにあり、キーがCのコード(C、Dm、Em、F、G、Am、Bm7-5)やそれに派生するコード(D、E、A、B等)あたりは押さえ方を覚えているぐらいでないと、コードの押さえ方を学ぶ部分でかなり時間がかかってしまうかもしれません(ただ、押さえ方はしっかり載っているので、調べる手間は不要なのはありがたいですね)。

最後に

アルペジオについても、無理に短期間で全部弾けるようになろうとすると、ストレスもたまってしまいます。完璧主義に陥らずに、しばらく練習したらまた離れて、気が向いたときに元に戻ってくるぐらいでも良いかもしれません(と自分に言い聞かせています笑)。

特にCAGEDシステム(どのように使うと便利なのかの記事はこちら)や、分数コードの理屈が理解してからであれば、最初は難しく見えるコードも覚えて練習しやすくもなります(ギター始めて1年目では難しいコードを見て「なんじゃこりゃ」という状態でしたが、4年目に突入した今見ると押さえ方が理解できるコードが多くなっていました。)。

ということで、個人的にはぜひ今後も手元に置いておきたい本の一つです。現時点では改訂版が出ているようですので、こちらもぜひご覧になっていただければと思います。

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