ボイトレを始めたきっかけとレッスンの内容

music_recording_singer_man レッスン体験記

この記事で紹介すること

アコギで弾き語りのために練習している皆さんは「もう少しうまく歌えたら良いなー」と思ったりしませんか。そして、ボイトレ、実はちょっと気になっていたりしませんか(私がそうでした笑)。

自分は、もともとレッスンを受け始めたときは、とにかくアコギを上手くなりたいと思ってレッスンを受け始めました。1年程度で何曲か弾けるようになってきたタイミングで、辻村先生がボイトレもしているということを思い出し、先生にボイトレをお願いすることにしました(このあたりの目標の変遷は以下の記事をご覧ください)

なんとなくボイトレをお願いするのはちょっと気恥ずかしかったり、何をするのか分からず躊躇している方も多いと思うので、自分の経験の範囲で、どんな感じでボイトレのレッスンを受けを始め、どんなことをしているのかについて少し紹介したいと思います。

ボイトレを始めたきっかけと最初の目標

先生にお願いするときの気持ち

今でも初めて先生にボイトレのレッスンをお願いしたときのことはよく覚えています。以下の通り色々心配があり過ぎて、相談させていただくこと自体かなり緊張しました(もともとカラオケが好きで(その代わりに)アコギを始めたので、人前で歌うことはあるのですが・・・)。

おにおんクラブ
おにおんクラブ
  • 上手い人は練習しなくても上手いのでは?センスなさ過ぎて絶望されたらどうしよう。
  • そもそも家で大声出せないのにお願いしてよいかな。
  • アコギとボイトレをお願いするなんて別料金がかかるのかな。

そんな緊張状態だったので「こんなことご相談してよいかわからないのですが・・・」「突然で恐縮ですが・・・」としどろもどろになりながらご相談をさせていただいたところ、ボイトレについて「ぜひやりましょう!」とおっしゃっていただいたので、2022年初めからボイトレをしていただくことになりました。

目標設定

最初の方のレッスンの記憶は若干曖昧ですが、まずはaikoのカブトムシを原曲で歌ってみたり、また、音程をどこまで上げられるか、ギターの音に合わせて順々に高い音を出していくことで、まずは現状確認をしていただきました。

その結果、aikoの「カブトムシ」を5フレットかぽ(原曲キーは3フレットカポ)で歌えることを目指しました(この状態で1オクターブ下げると最高の音がmid2Dになります)。

※aikoの音域については以下の記事が参考になります。

『カブトムシ』(aiko)の音域と感想【MVフル公開】 - J-POP 音域の沼
(2019/06/09)初投稿(2020/02/29)MVがフル公開されましたので添付しました。aikoさんは

※「センスがなくて絶望されたらどうしよう」と思っていましたが、「ここまではできていますね。」「こういうことが課題ですね。」と客観的に分析していただくことで、「変な恐怖感」和らぎました。

その後のレッスンの内容

今までのレッスンを受けてきて、少なくとも自分がたどってきたステップを考えると、以下のような要素に分解できるのかなと理解しています。

声を支える

1か月~2か月程度は、まずは①声を支える練習でした。なかなかうまく言葉では言えませんが、まずは音域を広げたりするまでに、まずは「声を安定的に出す」ことが目標です。最初のタイミングでは、様々な息の出し方、声の出し方をしていくことを練習します。

この練習をしている期間は、ボイトレの練習ではあるものの、あまり歌を歌わないことが多かったです。ただ、この「声を支える」感覚が常に出せるようにならないと、音程のトレーニングも難しいので、我慢のしどころです。

ただ、この練習をすることで、自分の中で「なんとなく気持ちよく歌えているとき」と「なんとなく気持ちよく歌えていないとき」との違いが分かるようになりました

音域を広げる

上記の「声を支える」練習が少しずつできてきたら、今度は「音域を広げる」練習です。

音域を広げるときには、少しずつ高い音に慣れていくことになります。自分の場合は、「マモムモマメミメ」「ハホフホハヘヒヘ」と鼻声にならないように練習するとともに、これを順番に高い音にして練習をしていく形で実施しました。

さらに、「カブトムシ」について、まずは「マ」のみで歌い、まずは声の出し方に集中して歌を練習しました。最初は「マ」のスタッカートによって歌い、次に「マ」をつなげて歌う練習をし、最後に歌詞も追加して歌うという流れで練習をしました。

これによって、最初は苦しい感じで歌っていた「カブトムシ」のサビの「あ~ま~い」の部分が、かなり楽に歌えるようになりました。

表現力を高める

上記のaikoの「カブトムシ」の練習を2022年の前半に行っていましたが、一旦そこからオープンマイクに向けてギターの練習等も復活したりしました。そして、今年に入ってもう一度ボイトレを中心にやっています(現在進行形)。

今度の目標は「ぎゅっと。」(もさを。)をやさしく歌えるようになること(楽譜についてはこちらの記事もご参照ください。)。

「ぎゅっと。」音域は以下のリンクにある通り地声での最高はmid2E(E4) であり、何とかボイトレで声を出せるようになったギリギリのところです。

『ぎゅっと。』(もさを。)の音域 - J-POP 音域の沼
こんにちは。今回はもさを。さんの『ぎゅっと。』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回

ただ、今回は「表現力を高める」ことを目標ということで、まずは「ハナミズキ」を題材として練習中です。

①息継ぎ部分以外は息を吐き続ける練習(声を支える)

②手を温めながら歌う練習(喉を広くする)

③頬っぺたをぐるぐるしながら歌う練習(口の余計な緊張をとる)

④音を出さずに(ささやき)声を出して子音を強調する練習(言葉を伝えやすくする)

特にバラード系の歌を、感情を伝えられるように歌えるようになりたいなと思っているので、日々頑張っています。

最後に(効果的な練習は人によって違う)

ご注意いただきたいのは、辻村さんのレッスンでは、生徒毎に課題を見つけてレッスンをされているので、上記のレッスンの内容が他の方にあっているとは限らないということです。私のレッスンでも、色々なやり方を試していただいた上で「これがやりやすそうですね。」という形で練習メニューを組み立てていただきました。

ただ、私も正直「ボイトレ」のイメージが湧かなかったので、迷っている方々向けに、具体的なレッスンの内容についても紹介させていただきました。少しでもご参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました