この記事で紹介すること
子どもが小さいパパママで、音楽が大好きな方々は、せっかくだから子どもにもクラシックコンサート聞かせたいですよね!しかし、以下のような悩みを抱えているのではないでしょうか。
- 子どもが行けるクラシックコンサートがない
- コンサート中子どもがじっとしていられるか不安・・・。
- しかもコンサートは高い・・・。
そんな悩みを全部解決してくれる「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023」というクラシックコンサートに、今日は2歳の子どもを連れて家族で一緒に行ってきました。
ラ・フォル・ジュルネとは?
もともと私がラ・フォル・ジュルネを知ったのは佐渡裕氏の『棒を振る人生』(PHP新書、2014)を読んだときでした。佐渡氏は、その中で、「子どもにもぜひ気軽にクラシックコンサートに親しんでほしい」ということも考えて、ラ・フォル・ジュルネを開催しているということを紹介していたのです。
詳細は以下のホームページをご参照いただければと思いますが、「赤ちゃんからクラシック通までピクニック気分で楽しめる」ということだけあって、プログラムの中には0歳から参加できるプログラムが2つありました(3歳以上になるともっと増えます)。
このプログラム、1つ当たり何と1500円!!クラシックコンサートとは思えない値段ですね。
実際に行ってみての感想
ということで実際に行ってみて思ったことをいくつか紹介したいと思います。
①子どもが泣いたり騒いだりしても肩身が狭くない
子どもがいるときにやはり一番気になるのは、子どもの泣いてしまったときの声などです。
しかし、ラ・フォル・ジュルネでは、周りにたくさんの子どもたちがいましたし、実際泣いている子もたくさんいました。皆さん子連れなので、それぞれ「あ、いま大変なのね~」という温かいまなざしがあり、自分の子どもが泣いてもあまり肩身が狭くありません。(あまりにも大泣きしていると外に出られている方もいらっしゃいましたが・・・苦笑)
②解説も子ども向けで大人も分かりやすい
子どもも参加できるということだけあって、司会の方(田中研)のとてもわかりやすい解説がついていました。
例えば、曲目1曲目は「ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調op.68「田園」から」でしたが、その歌がイメージするウィーンでの自然の写真を投影しながら解説してくれました。これは、大人にとっても、曲の理解を深めるうえで大変助かりました。
③演奏も本格的で大人も楽しめる
今回のテーマはヴェートーベンで、出演者は東京交響楽団、指揮は三ツ橋敬子さんでした。
三ツ橋さんは「堅実な解釈力と手腕に各方面より賞賛を得る」とパンフレットで紹介されているように、とても各パートへの指示が丁寧な指揮で、おそらく演奏者もやりやすいと思いました。そのような指揮も反映してか、とても演奏もメリハリがしっかりしていて、「この曲の見本」のような演奏のように感じました。
バイオリンやチェロ、ティンパニ、な楽器の音がホールいっぱいに響き渡り、体に振動が伝わってきます。まさに「音に包まれている」体験をすることができ、大人も改めて生でクラシックを聴く醍醐味を味わうことができました。
最後に
ということで、今日は子どもと「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023」に参加した感想を書いてみました。
子どもはコンサートの途中から気持ちよくて寝てしまいましたが笑、少しでもクラシックの心地よさを味わってくれたようでした。また、何より大人がとても良い体験をすることができました。
子どもと一緒に本格派のクラシックコンサートを楽しみたい方、ぜひラ・フォル・ジュルネに参加してみてくださいね!
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