アコギから考えるピアノの練習法

弾く・歌う

この記事で紹介すること

以前、以下の記事で、アコギでキーボードを活用する方法を書かせていただきました。

ここから、またアコギの練習のお供として、また、ふと気になったメロディーの音程の確認として、またドラム音源として、様々に活用をさせていただいています。しかし、そのようにキーボードを活用している中でふと次のような疑問が頭に浮かびました。

私

そういえばなぜピアノはあまり上達しなかったのだろうか・・・。

それを考えると、実はアコギの練習の仕方をピアノに応用すれば、逆にもっとキーボードもできるようになるかもしれないことに気が付いたので、そのことについてこの記事で書こうと思います。

昔習っていたピアノ vs 今弾いているアコギ

昔習っていたピアノ

実は、私は、小学生ぐらいから高校生の頃までピアノを習っていました。

しかし、ピアノが嫌いにはならなかったものの、かといってそこまでやる気があったわけではなく、週1回のレッスンでもレッスンの直前に慌てて練習することがほとんどでした。そんな風に練習しているのでなかなか上達をするわけでもありません。ただし、高校生になってから最後半年程度、このまま終わるのはもったいないと思い、何曲か非常に頑張って練習し、最後はショパンの「華麗なる大円舞曲」を暗譜で弾くことができました。

しかし、10年ほどピアノを習っていたことになるものの、結局今はほとんど覚えていません。

今弾いているギター

他方、2020年から始めたギターは4年目です。オープンマイクでも手こずったりもしてはいますが、4曲程度は既に暗譜で弾くことができています。また、明らかに昔よりも今の方が自由な時間は少ないのですが、今の方が多くギターを練習している気がします。

この違いが何から出てくるのか改めて考えてみました。

アコギ(弾き語り)とピアノの違い

決まった楽譜の通りに弾くかどうか

まず、昔のピアノの練習と、今のギターの練習は「楽譜通りに弾くか否か」という点が大きく違います。

基本的には、ピアノでは、忠実に再現すべき「楽譜」があり、練習はそれを正確に再現するために行うことになります。もちろん、その楽譜の再現が一通りできるようになったら、いかに自分なりに解釈し表現をしていくかも極めていくことになりますが、基本的には楽譜の再現がベースにあるかと思います。そうすると、当然覚えることが多くなるとともに、忘れて「弾けなくなる」ことが多くなるかと思います。

他方、もちろんアコギのうちソロギター等は楽譜通りに弾けるかどうかが非常に重要になりますが、Uフレットもあるように、ストロークは結構自分の好きなパターンで当てはめても問題なかったりします。そうすると、基本的にはコード進行さえ覚えておけば、基本どうにかなると言えると思います(どうにもならない場合もありますが・・・)。

自分も歌うかどうか

また、当時自分が練習していたのは、ソロピアノでした。ピアノでメロディーも含めて奏でる形の演奏です(もちろん、当時の先生は弾き語りをしたいと言えばやらせてくれたと思いますが、自分にそのような発想がありませんでした。)。そのような形だと、練習している曲がしっかりできるようにならない限り気持ちよく弾くことは難しいかと思います。

この点、アコギの場合は、ストロークが難しければ最悪4ビートの超単純なストロークだけでも歌を歌うことはできますし、歌を歌うことができれば、それだけですっきりできたりもします。

ピアノをアコギのように練習する

具体的な方法

以上のような違いを考えれば、ピアノをアコギのように練習することができれば、ピアノもやはり同じように継続ができるかもしれません。具体的には、ピアノを以下のように練習することが考えられます。

 ①楽譜通りに弾くのではなくコードで弾く

 ②弾き語りをする

コード弾きを練習する

まず一つ目は、コード弾きです。アコギの場合はUフレットを見てストロークで伴奏しますが、コードはあくまでも音の組み合わせなので、ピアノでもコードを弾くことができるはずです。

コード弾きの本を見てみると、コードの基本形(Cであればドミソ)の通りに弾くわけではなく、状況に応じて第一転回系(ミソド)、第二転回系(ソドミ)を使い、手の動きが滑らかになるようにするとのことです。コードの弾き方という意味では、アコギ以上に自由かもしれません笑。

これにより楽譜から自由になると、弾ける曲の幅も広がるように思います。

弾き語りをしてみる

また、ピアノで弾き語りをしている方々はたくさんいらっしゃいますよね。ただ、アコギより歌っているイメージが少ないのは、マイクのセッティングが若干大変という面もあるかもしれません。シカシ、単純に歌うことで発散ができれば、きっとピアノがなかなかマスターできなくてもその練習に耐えられるかもしれません。

ただ、懸念は、ピアノはアコギのように転調が容易でないことです。そうなってしまうと、せっかく弾き語りをしても気持ちよく歌えなくなってしまう可能性があることから、最初から自分が出せる音域に合う曲を選んでおくことも重要かもしれません。

現状

以上のようなことを思いついたため、今は、時々Uフレットを見ながらコード弾きを練習をしてみているところです。

また、弾き語りのピアノの楽譜等を購入してみようか迷いましたが、今はまずはギターのスキルをもっと上達させなければと考え思いとどまりました笑。ただ、もし気分転換に別のことをしたいと思うようになったら、この方向で頑張ってみたいと思います。

最後に

ということで、アコギから考えるピアノ練習法についてご紹介させていただきました。ピアノについてもバイエルから始まりソナチネ、ソナタとステップアップしていくことが多いかと思いますが、コード弾きから始めるピアノがあっても良いのかもしれないなどと思いました「ガズピアノ」さんのYoutubeチャンネルがもしかしたらこの発想に一番近いかもしれません。)。

とはいえ、クラシックの名曲やソロピアノを上手に弾けることへの憧れはまだまだあります。以下の記事で紹介したハラミちゃんのように弾けると超格好良いですよね。

また、高校生のときに最後に弾けなかったショパンの幻想即興曲についても、いつか弾けるようになりたいとひそかに思っているところです。

楽器をしているとやりたいことがどんどん増えて困ってしまうのですが笑、一つずつ着実に技術を身に着けていきたいと思います。

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