この記事で紹介すること
アコギを弾くとき、ライブとかだと立って演奏している方も多いですよね。ただ、特に練習し始めてからは、座って練習をしている方が多いと思います。
私自身もずーっと座って練習していたのですが、今年3月でオープンマイクで弾き語りをしたときには、立って弾きました。折角なので、記憶が新しいうちに、立って弾くようになった経験談について、簡単にご紹介したいと思います。
なお、毎度のことですが、「どうやったら立ってうまく弾けるか」という解説や動画は別にいろいろな先生方が解説をしてくださっているので、そちらについては最低限にとどめ、経験談の方をメインにご紹介したいと思います。
いつ頃立って弾くべきか(一般論)
ちなみに立って弾くコツについては、夏林先生のギター動画でも学ばせていただきました。
これによると、
「基本的なローコード」は見ないようにできること、また「Bm7」あたりがノールックで弾ければ完璧
ギターを立って弾く時のコツ 立って弾くのが苦手な方へ 初心者のためのギター講座
とのことです。少なくとも人前で弾き語りをするときには、Bm7が弾けなくても、弾き語りをする曲のコードが最低限弾ければ良いのかなと思います。
立って弾くに至るまでの経験談
きっかけ(練習環境と本番環境)
私もずっと座って練習もしていたので、特にきかっけがなければ、あえて立って演奏はしませんでした笑(みなさんもそうですよね・・・?)。そのような自分があえて立って弾くようになったきっかけとしては、
①練習環境のためやむを得ず
②オープンマイク本番の環境のため
という2点です。
【①練習環境】
まず、家で練習をするときには、リビングで練習することが多いのですが、子どもが寝たりした後は、どんなに頑張って小さく弾いても、やはりちょっと音が響いてしまいます。
練習はしたい・・・。
しかしカラオケに行くほどの体力・時間がない・・・
ということで、選んだ練習場が洗面所。洗面所だと、寝室からはいくつか扉が挟まるので、音が抜けることも少ないですし、外との間にはトイレがあるので、外への音漏れも防げます(もちろん、大きな音を出したら筒抜けだと思いますが・・・)。
しかし、この練習場所の難点は、椅子がないことです。まぁ、どちらにせよ立って弾く練習も必要だしな・・・、ということで立って弾く練習もするようになりました。
【②オープンマイクの本番環境】
そして、もう一つ本腰いれて立って弾く練習をするようになった大きなきっかけが、オープンマイクでの環境です。
座って弾いている方だとよくわかると思うのですが、椅子で弾き語りをするとき、椅子の高さが違うとかなり感覚が違って弾きづらくなってしまいます。ということで大変悩みました・・・。
椅子の高さの違いがあるとしてもいつもと同じように座って弾くか・・・
ちょっと練習が必要だけど本番も環境が変わらないように立って弾くか・・・
これは先生とも相談したのですが、最終的には、いずれにせよ立って練習しないといけないことも多かったですし、やはり本番で環境が変わるリスクを考慮して、立って練習をすることになりました。
練習の経過
【初めて立って練習】
まずは、初めて立って練習をしたときには、全く座った時と感覚が違うことに衝撃を受けました。正直手首も痛いし、コードは旨く抑えられないし、立ってうまく弾ける感覚が全く持てませんでした。
特にオープンマイクで歌う曲は、かなりギターは練習してきたので、ほとんど弾けないことにかなりショックでした。
【2回目の練習】
ただ、なかなか日々練習時間を確保できない中、久しぶり(といっても数日程度だと思いますが)に、立って練習をしてみたら、1回目と全然感覚が違って驚きました。まさに「体がなじんだ」という感じでしょうか。
楽器は、その日の練習で上達が実感できなくても、時間が経過するとなじむ、ということはよくありますよね。1回目と違って、とりあえず演奏することに意識を向けることができるようになりました。
【3回目以降の練習】
とはいえ、やはり座った時より立ったときのほうが、ミスが多くなっています。そこで、特に立って練習するときは以下の内容を意識しました。
- 立っているときに間違えやすいところを繰り返す
- ストラップの長さを調整する
- ネックの位置を一定にキープすることを意識する
特にネックの位置は、気が付いたら下がってしまったりしてとても弾きにくくなってしまったので、一定の位置にキープすることが大変でした。
【補足:「とりあえず持つ」も重要かも?】
なお、一応記憶は前述の通りなのですが、ストラップをつけて弾き語りの練習をし始めた頃は、「立って弾いている感」が嬉しくて、特に練習をあまりできないときてもストラップをかけたりしていました(小学生みたいですね苦笑)。
体がなじんだのは2回目だったと記憶しているのですが、もしかしたらその間で上記のような「とりあえずギターをストラップで持つ」ということをしていたかもしれません。2回目の前後は分からないのですが、よくストラップでギターを持っていたことも立ってギターを構えるのになじむのが早かった理由かもしれません。なんとなく体になじませるためには、こういう「とりあえず持つ」ことも重要かもしれないですね。
本番
ということで、本番は「元気を出して」と「さよならエレジー」2曲を立って弾くことができました。
ただ、元気を出してのイントロ部分でかなり左手で弦を外してしまって、音が出ない事故が・・・。そのあと少しずつ慣れてきたからか、大きなミスもなく弾き通すことができました。
立ち弾きのおススメの練習場所(カラオケ館)
ちなみに、立って練習するときには、特にまだ覚えていないタイミングでは譜面台を見なければなりません。なかなか家に譜面台を置く場所もないですよね。。。また、立って弾くときには、マイクを意識しながら弾き語りをすることも必要です。
以前練習場所に関する記事でも紹介しましたが、そんな方には「カラオケ館」が強い味方だと思います。
自分はアクセスしやすい場所になかったのであまり使わなかったのですが、なんと
譜面台とマイクスタンドを無料で貸し出してくれる
のです。実際に自分が使ったときは以下のような感じで使いました。
これでかなり本番に近い環境を実現することができます。特に本番に近くなってきたときには、ぜひ使ってみてください。
最後に
ということで、「立って弾くことになったきっかけと練習場所」について、自分の経験談も含めて書いてみました。
立って弾き語りをすることにチャレンジしている(しようとしている)方に少しでも参考になればうれしいです。
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