この記事で紹介すること
28日(木)には、今年3月から半年ぶり3回目の辻村さんのオープンマイク@池袋サニースポットに参加してきました。辻村さんのオープンマイクでは、2曲の持ち時間があるのですが、aikoのカブトムシと、人生で初めて作ったオリジナル曲である「僕とギターと君と」をアコギの弾き語りで歌いました(オリジナル曲の楽譜はこちらでご覧いただけます!)。
今年1月に作曲をすると決めてから、何とかオリジナル曲の発表にまで漕ぎつけることができて感無量です。昨年まで「作曲」とは何をするのか全く分からない状況だったので、七転八倒しながら曲を作り発表したプロセスについて、以下のアウトラインで赤裸々につづりたいと思います。
- 「僕とギターと君と」の作曲プロセス
- 良かったこと
- 大変だったこと
作曲のプロセス
準備期間
2023年1月:とりあえず今年の初めに、「今年は作曲を目標とする!」と決め(目標の変遷については以下の記事参照。)、レッスンにてダイアトニックコードや、コード進行(トニック、サブドミナント、ドミナント)について学ぶ。
2月:作曲出来ず・・・
3月~4月:とりあえず好きな食べ物をお題として、カレーとパイナップルの歌をレッスン中に作ってみる。
1コーラス分(1番)の作成
6月12日:とりあえず様々なコード進行を紹介している本の中から、コード進行(Ⅵ→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ:いわゆる小室進行)だけ選び、1番のAメロの原型を作り、レッスンにて修正していただく。
6月28日:1番のAメロの歌詞、サビの原型(やはり小室進行)を作り、またまたレッスンにて修正していただく。
7月11日:作詞をするにあたって普段の仕事等で使う言葉の質の違いに悩み、ブログにその悩みを吐露する。
7月14日:Bメロを作成し、1コーラスのメロディ完成。これに合わせて1番のBメロ、サビの歌詞も作成。レッスンで修正していただく。
7月17日:とりあえず1コーラスできて嬉しくなったので、今までのプロセスをブログでまとめてみる
「僕とギターと君と」の2番の作成
8月5日:思いばかり先行してうまく作詞できないのでまず作詞したい思いだけブログに書いてみる
8月10日:2番の歌詞も作成し、レッスンでアドバイスをもらう
8月15日:10日のアドバイスを踏まえた歌詞の修正、イントロ・アウトロのアレンジも完了、タイトルも辻村先生と相談し当初案「ギターと君と」から「僕とギターと君と」に変更。
「僕とギターと君と」の仕上げ
9月11日:楽譜化の完了
9月25日:アレンジ(特にサビ前の1小節)の最終調整
9月28日:オープンマイク発表
作曲の中で良かったこと
ということで、ほぼ実質6月から4ヶ月程度で1曲を何とか作ったことになったのですが、その中で良かったことについていくつかご紹介したいと思います。
単純なコード進行にしたこと
自分の場合は、メロディーがすぐに思い浮かぶ訳ではなかったので、コード集の本から好きなコード進行をとりあえず選ぶことにしました。自分は90年代のJ-popが好きなので、いわゆる小室進行のコード進行にメロディーをあてはめていくことにしました(詳細はこちらの記事参照)。
Am→F→G→C
Ⅵ→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ
最終的には、Bメロ以外は全て小室進行で作ったので、コードを覚えるという意味ではとても楽でしたし、全て基本的なキーがCのダイアトニックコードなので、押さえ方も難しくありません。後で説明するように、歌詞を頭に入れるのに必死だったので、コード進行は単純にしておいて助かりました(もちろん当初からそれを狙って作ったわけではありませんが笑)。
歌詞にしたいことをブログで書いたこと
実は、この曲をレッスンを通じて作っている中で気が付いたのですが、自分の特性として、メロディーと比較すると、歌詞の方が圧倒的にいろいろと代替案が出てきやすいことに気が付きました。
また、歌詞と考える上ではベースの感情がやはり大事ですし、メロディーが先にあるとメロディーに当てはめることに気がとられてなかなかイメージに合う言葉が出てこないかなと思いましたので、まずは歌にしたいことをブログにしてみました。これが、結構頭が整理されて、やって良かったなと思います。
言葉を省略しがちなことが分かったこと
また、自分の場合は普段からよく言葉を省略しがちなので気を付けているのですが、歌詞を作るときにも「歌詞に意味を詰め込み過ぎる」(行間を読まないと趣旨が分からない)という傾向が出ていることに驚きました。やはり同じ人間がやれば同じ特徴が出ますね笑。
このような自分の特徴は、克服すべき点ではあるのですが、やはり自分で作詞をやってみないことには分からないことなので、これに気付けただけでも良かったと思います。
大変だったこと
そしてオリジナル曲を披露するまで案外大変だったことについても3つほどご紹介します。
あきらめないこと
これが一番ですが、上記の通り、Aメロのメロディーを作ってはサポートしてもらい、Aメロの歌詞を書いてはアドバイスしてもらい、全ての工程で辻村さんにサポートいただいて何とか1曲を書き上げることができました。辻村さんのレッスンがなかったら絶対にここまでたどり着けませんでした笑。
最初に自分がメロディー作ったときは、自分が書いてみたメロディーを見てあまりのセンスのなさに絶望し、作るのをやめそうになりましたが、ここで踏ん張れるか、ということがもしかしたら一番大変かもしれません。
歌詞を覚えきれないこと
アコギの弾き語りにあたっては、自分で作った曲であるにもかかわらず、なかなか覚えられず、ちょこちょこ間違えたり言葉に詰まることが結構ありました。実際前日まで詰まってしまう部分があったので、とても焦りました。
そのため、オープンマイクまでの最後1週間は隙間時間があれば、とにかく頭の中で「僕とギターと君と」を繰り返して、とにかく記憶に定着させることをしていました。
リズムが合わないこと
また、オープンマイク直前のレッスンで指摘されたのですが、全体的にストロークが早くなってしまう結果、特にAメロにはいる前の8分のダウンピッキングが間に合わない事態が生じてしまっており、リズムのずれが生じてしまっていました。
そこで、オープンマイクの直前は125BPMのドラムループの音源をひたすら隙間時間に聴きまくるということをして、体にリズムをしみこませたりしました。
最後に
オープンマイクでは、皆さんの素敵なチャレンジ、素敵な歌声を沢山聴くことができるとともに、新しい曲もたくさん知ることができ、そして、また参加者の皆さんもとても暖かく、本当にアットホームで素敵な会でした。
ということで、オリジナル曲を披露するまでの道のりについて、詳細に書いてみました。少しでも作曲もチャレンジしてみようかな、と思っている方々に参考になればうれしいです。
折角なのでこれを機に2曲目も作りたいと思っていますので、また曲ができたらブログでもご報告させていただきます。
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