この記事で紹介すること
楽器やっている皆さんは共感していただけると思うのですが、音楽って楽しいですよね。そして、なぜか音楽について学生時代よりも学びたい意欲が高まったりしないでしょうか。
しかし、なかなかまとまった時間をとるのが難しいのではないでしょうか。そんな方々にご紹介したいのが「音楽Ⅰ 高校講座」です。
音楽Ⅰ 高校講座
「音楽Ⅰ 高校講座」とは
「音楽Ⅰ 高校講座」について、第1回の「音楽の世界へようこそ ~音楽入門オリエンテーション~」の「学習メモ」では次のように紹介されています。
番組では、歌を歌うことや楽器を演奏すること、創作する楽しさをはじめ、楽器や音楽の構造や日本の音楽と世界の音楽、さらに西洋音楽の歴史と鑑賞の分野まで、音楽の多様性を学ぶうえで大切な内容を幅広く取り上げていきます。また、20分の番組の中で、できるだけ多くのすばらしい楽曲を聴いていただけるよう進めていきます。
1本あたり20分で、全部で42回分です。
ただ、動画ではあるものの、基本的には写真が表示されているだけで、耳だけでも十分に聞くことは可能です。
ということで、この動画のおすすめの理由を4つ挙げたいと思います。
- テーマが幅広い
- 動画の時間が短い
- レジュメもついている
- 無料である
それぞれ解説したいと思います。
おすすめの理由①:テーマが幅広い
一つ目ですが、さすが高校生向けの講座だけあって、とにかくテーマが幅広いです。
- 世界の音楽(西洋音楽、日本の音楽、他の海外の音楽)
- 様々な楽器の仕組みや特徴
- リズムや音階等
- 歌い方等
どれも基礎知識がなくても学ぶことができますし、エッセンスをぎゅっと絞って解説をしています。
個人的にこの講座を通じて得た知識で最も衝撃だったのは北極の先住民・イヌイット(エスキモー)のうち、個人でトナカイの狩猟をして暮らしてきた人たちの歌は、歌と打楽器の間で拍が合っていない(第5回より)ということです。
歌とリズムは当然一体のものだと思っていたのですが、生業形態と音楽が深い関係にあることを知り、改めて「音楽」の幅広さを実感しました。
おすすめの理由②:動画の時間が短い
特に働きながら音楽の趣味を楽しむ皆さんは、なかなかまとまった時間をとることができないと思います。そんな時に役立つのが「耳学問」です。
この講座は、全ての講座が全体で20分、また、大体1つ5分以内のセッションに分かれています。
5分あればちょっとした移動時間などでも聞ける!!
と思うと、かなりはかどるのではないでしょうか。
おすすめの理由③:レジュメもある
また耳学問の弱点は、改めて確認するためには聞き返さなければならず手間がかかることかと思います。
その点、この講座には、全ての回について「学習メモ」が公開されています。そのため、一度聞いただけでは分からなかった部分についても、さっと見直すことも可能です。
おすすめの理由④:無料である
そして、これだけ充実したコンテンツであるにもかかわらず「全て無料」です。
何故これを見つけたのか全然記憶がないのですが、最初このホームページを見たときは大きな衝撃を受けました。
ギターについての講座
ちなみに、このブログを読んでいる方々はアコギを弾いている方も多いかと思います。そんな方々が興味を持っていただけそうな回をいくつか紹介します。
第23回 調について ~いろいろな調を知る~
特に「調」については特徴を知っておくことは、作曲のときに曲のトーンを考える上で役立つのではないかと思います。
第39回 ギターは世界をめぐる ~世界の音楽(5)~
我々が日々楽しんでいるギターが、どのような起源で生まれ、世界に広がったのかを解説しています。
すぐにギターの演奏に役立つわけではありませんが、これを聞くことでギターの奥深さ、演奏の幅広さも実感することができます。
最後に
ということで、今日は「NHK高校講座」の中の「音楽Ⅰ」を紹介しました。自分も聴ききったときは以下のようなツイートをしていました。
これを聞けば、音楽に関する知識が増えますし、何より世界が広がります。音楽に興味がある方は、ぜひ聞いてみてください!
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